「永坂更科布屋太兵衛」は、約２１０年前の寛政元年、麻布永坂に創業した蕎麦の老舗です。北海道産のそばの実を石臼で丁寧にひいた風味豊かなそば粉を使用。甘口と辛口の二種類のダシを用意しているお店なのだそうで。

　んでこのお店、立ち食いの店舗があります。今回はそこに向かってみました。　場所は新宿駅西口。地下のメトロ食堂街の永坂更科布屋太兵衛一般店の横に、ちょこんと張り付いています。奥が一般店の厨房と繋がっている様です。立ち食いの方は食券制で券売機が立っています。のんびり店内で食べたい人は一般店を、さっと食べたい人や少しでも安く食べたい人は立ち食いの方と、差別化を図っているのでしょう。私はもちろん立ち食いで。


　立ち食いの方の値段は一律６００円です。今回は冷たい肉天うどんを注文してみました。１０分ほど待って奥の厨房からうどんがゴトン。揚げ物は揚げ置きですが、麺に関しては一般店と同じものが食べられるみたいですね。

　ダシは何も言わなかったので辛口が出て来ました。ぬ…やっぱり辛め。蕎麦で丁度良いダシです。うどんには甘口の方が合うかもしれません。そのうどんはエッジの取れたややヌルンとしたもの。表面固めで中が柔らかい、コシの感じられないもの。蕎麦の製法でうどんを作ったらこうなるのかなーと考えさせるうどんです。ちょっと個人的にはイマイチでした。