「花びし茶屋」に行って来ました。手打ちさぬきうどんを謳っている新宿区のお店です。２００１年１月２４日号のＨａｎａｋｏに掲載されたそうです。

　都営大江戸線・牛込神楽坂駅Ａ２出口を出て目の前の大久保通りを左へ。しばらく真っ直ぐ進むとのぼりが見えて来ます。　マンション「ロワール神楽坂」の１Ｆにお店はあります。通路に木目のメニューがぺたんぺたんと貼られているのはなかなか面白いです。玄関前にお店の入り口があり、中はいかにも茶屋という感じの質素で和みやすい印象。キャパは２０人ほどで、昼営業終了直前の１４時前に入店して先客は１名。表情の固い人の良さそうな大将が一人で切り盛りをしていました。　「手打ちさぬきうどん」と店名にあるだけあって、壁には讃岐うどんの由来や諸説が貼られていました。でもメニューは、かけやきつね、たぬきなど普通の人でも馴染みやすい名前が並んでいます。しかしそれとは別に、かなりの数の店オリジナルメニューがあります。そんな中よほど自信があるのでしょうか、「お餅」を使用したメニューが一つのカテゴリとして括られていました。


　その中から今回はチーズもちうどんを注文しました。出て来るまで１５分ほど。

　まず一目見てびっくりするのが、丼を覆い尽くす座布団の様なお餅。店特注だそうで、広いおせんべいの様な形状をしています。これが無茶苦茶にトロトロ柔らかくて焼き目が香ばしくてお餅自身の味もあって美味いー！上に乗ったチーズ、コーンとも良く合っています。
　ダシは鰹と昆布の関西風。ちょっとダシが前に出過ぎかなという印象の濃い目。うどんは手打ちでねじれた中太純白。コシは普通。丁寧な仕事でした。

　マンションの奥にひっそりとあるうどん屋さんですが、味はしっかりしていました。ご近所さんがちょっと食事でも、という感じに使えるお店ですね。良い雰囲気出してます。