「そげんこげん」を出た後、キャナルシティの地図を見つけてようやく現在位置を確認出来ました。これでようやくまともに動けます＾＾；
　次の目的地は同じキャナルシティの「牧のうどん」です。　地下一階のレストラン街の一角、有名なラーメン屋「一蘭」の向かいにお店がありました。大きな釜が目印です。

　福岡では知らない人がいないと言われる程有名なうどんチェーン店です。糸島郡前原町加布里（現 前原市）の「牧」にあるうどん屋と言うことから命名されたとか。（ソース：牧のうどん愛好会様）　５０人程入れそうな広い店内は、外観も内装もざっかけない雰囲気。ゆっくりくつろぐというよりは、飯を食べる！というある種の高揚感を抱かせる空気のようなものが、店内を満たしている様に感じられます。かためん、中めん、柔めんの三つからうどんの固さを選べるのが独特。初めてで加減もわかりませんので、とりあえず中めんで注文してみました。


　後ろのおっちゃんがジャンジャン！という感じでうどんを取り出し、おばちゃんがドバドバドバ！という感じでダシを注ぎ、出て来たのがこちら。ぬわっ、結構量が多いですよ奥さん。乱暴にダシを注がれたせいか丼がベタベタです。でも何だか場末の立ち食い蕎麦屋を思わせるこの空気、とても楽しいです。

　ダシは昆布と鰹の結構濃い目の関西風。うどんは極太でモチモチしていて美味しいです。九州のうどんはコシが無いとの噂を来る前に聞いていたのですが、少なくともこちらのお店に関しては、それはうどんが釜かけで出て来るからだろうなぁ…という印象を抱きました。うどんを水で締めていないんですね。ごぼう天は太めのごぼうが一本ずつ揚げられたもの。サクサクしていて美味しいです。

　そこはかとなく流れるＢ級の空気が気に入りました。福岡のソウルフードと呼ぶ人がいるのもわかる気がする、強烈なうどんです。食べた後に訪れるこのものすごい満腹感は、福岡に来たら是非体験していただきたい感覚だなぁ…と、お腹を摩りつつ思ったのでした。