中華街に出掛けた帰り道。渋谷は「千吉」に立ち寄って、うどんを食べて行く事になりました。
千吉にお邪魔したのは2004年の1月の一度のみです。それから今まで、各支店の開店情報や閉店情報は伝え聞いていたのですが、再訪は実に三年半以上振り。こちら渋谷店は変わらずで何よりです。
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古奈屋」系のクリーミーなカレーうどんがここの持ち味ですが、いつの間にか「赤カレー」「黒カレー」とカレーうどんの種類が増えていました。
そんな訳で、今回は試しに黒カレーうどん780円を注文。さくっと出て来ました。ローストピーナッツとブイヨンで味を調えたスパイシーな逸品とのこと。飲んでみると…うはっ!確かにスパイシー!
ここのカレーからは想像出来ない辛さですね。ちょっと和風な趣もあるのですが、やや個性に欠ける印象を受けたのが残念でした。ここはクリーミーなカレーの方が特徴的で好きですね。
うどんは相変わらずのもちもち。ここは漬物とご飯がデフォルトで付いてくるのが嬉しいですね。今回はカレーの中にぼんっとご飯を入れて、おじやの様にしていただきました。ご馳走様でした~♪
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こんぴらや」を出て、渋谷駅に戻り、今度は109の脇をすり抜け
「千吉」へ向かいました。
日曜なのでゴチャゴチャしている道玄坂をどんどん登って行くと、次第に人が少なくなって来ます。あー歩きやすくなったな、と思い始めた頃に「千吉」の看板が見えて来ます。
店頭の垂れ幕には「カレーをつくり続けて二十余年。素材にもこだわりを続けています。三十種類以上の香辛料と秘伝の出汁との出会いが千吉うどんをつくるきっかけとなりました(後略)」との事。カレーうどんの専門店です。東京ウォーカー1月20日号に掲載されていました。
店内は細長いカウンターとテーブルが少し。全部で15席程。最近出来たのかかなり綺麗です。14時前入店で先客6人。カウンターに座った途端に紙エプロンを頂きました。カレーうどん専門ならではですね。
スタンダードなカレーうどんを注文。7~8分ほどでうどんが出て来ました。おぉー、見た目でクリーミーだとわかるダシの色加減です。啜ってみるとやはり「
古奈屋」のそれよりもマイルドでクリーミー。甘さすら感じる程です。しかし飲み進むと次第にじわじわと辛さが口に広がって来ます。なかなか美味しいです。
うどんはやや細めでナヨナヨ。程良いコシと程良いやわらかさが自慢との事、確かにその通りのバランスの取れたうどんで、ダシに良く馴染みます。豚肉は厚いが余り味を感じず、油揚げは薄くて特徴無し。青ネギの下に大量に入っている白ネギのざく切りは甘くて美味しいです。
本当はこれにたくあんとご飯が付いて来たのですが、本日3杯目なのでこれは流石に頂けず。でも美味しそうでした。
なかなか美味しくて、且つコストパフォーマンスが良く、且つ気軽に入れる雰囲気の良いうどん屋さんです。このクリーミーさは女性にも喜ばれそうな感じ。古奈屋よりはこちらをお薦めします。