小川町の
「武膳」に行って来ました。12月8日オープンの新店。本店は小倉の「津田屋官兵衛」だそうで、讃岐、稲庭に続く第三の麺「豊前うどん」を引っさげての東京進出です。
駅を出て靖国通りを神保町方面へ。ミナミスポーツのあるビルの裏手にあります。神保町から向かってもそんなに遠くありません。
木目を基調としたとても綺麗な店内。ざっと見た感じ、テーブル16席にカウンター7席で23人定員。17時入店で先客は0。…ちょっと意外ですね。全然目立たない所にあるので、これからなのでしょう。
売りとしている麺は
「豊前うどん」。稲庭の細さで讃岐のコシを持つうどんだそうで、究極の麺を目指した一つの答えと謳っています。いやがおうにも期待が高まります。
注文と同時に茹で始め、15分ほど待ってうどんが出て来ました。ぶっかけの大根おろし。タレは辛いのと甘いの、麺は温かいのと冷たいのを選べるので、辛だれで冷たいうどんを注文。確かに細い細いうどん。カツオ節、ネギ、生姜、大根おろし、海苔が上に乗っています。
2ミリ角程のうどんは噛むとグニュングニュンと口内を刺激し、確かにこの細さながらもコシを感じさせます。でも予想以上じゃ無かったですね…。特筆すべき程のコシではありません。
辛だれは濃い目で、直接飲むとむせる辛さ。しかし大根おろしとうどんにはとても良く合っていて美味しいです。
是非入れてみて下さいとあったので、卓上にある激辛唐辛子にチャレンジ。「黄金」は少しうどんにかけるだけで、舌がヒリヒリする辛さ。「激辛三昧」はそれに比べるとスーっとした辛さでした。
面白い味だったので、おみやげに買って帰ろうかと思ったら、1本1,000円もするのね…。高過ぎでしょこれは。
うどんに関しては予想の範疇内だったのですが、全体的にはまとまりの良い、レベルの高いうどんでした。特に唐辛子はお気に入りで、値段さえ何とかなれば、むしろこっちを売りにして欲しい位です。店の雰囲気を見る限り、すぐにメディアに広まって混んでしまいそうな様子。その前に一度足を運んでみるのが吉かと。