慣れない車に乗って後ろの車に煽られながら、軽い運転には丁度良い距離にある武蔵境駅にまたやって参りました。
以前「
若鯱家」の時にもこちらへ足を運びました。今回はイトーヨーカドーのある南口では無く北口、スキップ通り内に店を構える
「なかむら」です。
このお店を知ったのは去年の4月。テレビ東京の番組で紹介されていたのを見た時です。その時は、あーまた武蔵野うどんの店が出来たんだという程度の印象でした。特に場所を確認することもしませんでした。しかし妙な縁で、先日たまたま偶然この店を発見する運びとなったのです。それ以来せっかくなので行かねばと思っていたのでした。
看板が無ければここは何処じゃ?と思わせる、綺麗で独創的な店構え。オープンカフェの様でもあります。つかこんな外観だったからこそ、先日偶然この店を見つけた時に、ここがテレビで前に見たうどん屋だとわかったんですけれども。
昼は手打ち武蔵野うどん、夜は串揚げのお店になるそうです。
レンガを基調とした店内。やはりお洒落で、ここでうどんが出て来るとは思えない雰囲気です。キャパはカウンターとテーブルで10席程。外に5席ほど。カウンターから見える厨房では、大将と奥さんでしょうか?二人三脚でうどんを作っています。親切丁寧な若い店員に通されて、うどんを注文します。
メニューには品書きと玉数が一緒に書かれています。1玉は茶碗1杯だそうで、何となく「
きくや」を思わせますね。今回はなかむらうどん4玉+野菜天ぷらを注文。天ぷらはかき揚げと好きな方を選べ、これに肉汁が付いて来ます。
5分ちょいでうどんが出て来ました。茹で立て少し太めのうどんは、やや固めで捻じれまくり。ちょっと昔の「
うちたて家」を思わせます。肉汁は心持ち甘め。肉の風味は充分出ています。付け合せのネギ、生姜、そしてすり胡麻を全部突っ込んでうどんにひた混ぜて、ガーッとかっこむととっても美味しい。野菜天は茄子、人参、カボチャ、サツマイモ。どれも揚げたてでほくほくしていて美味でした。私人参苦手なんですけど、ここの人参の天ぷらは結構いけました。
テレビに出たにもかかわらず、それ以降あまり噂を聞かなかったので、どないなもんかなーとおっかなびっくり頂いた今回のうどんですが、何だかとっても美味でした。普通に人に勧められるうどん屋さんです。
商店街の雰囲気と外観とうどんの味のギャップが面白いですね。