2014年香川旅行の最後に飛び込んだのは、こちら
「さか枝」です。
2003年、初めての香川旅行以来の訪問です。
当時はゴタゴタした雰囲気にビビッておりましたが、11年経った今では…、済みません。今でもビビリました(汗。
ただ、今回は萎縮していた私を見過ごせなかったのか、大将が温かいのが良いならここで湯がいてな、とか、出汁はそこにあるからな、とか親切に説明してくれました。…大将、良い方でした(涙)。
きっと通い慣れてしまえば、この雰囲気がざっかけなくてとても居心地の良い空間になるのでしょうね。
目の前で大を頼んだお客さんは、片手で新聞を持ち、もう片手で持った丼の端から長ーいうどんを垂らしながら、お釣りをもらってバタバタしていました。
値段はやはり、以前に比べれば少しだけ上がっていました。
でも、まだまだかけうどん小180円と安いです。
実は、一番最初に香川を訪れた時は
「流れに乗ってテボを振ってうどんを温める」ことが怖くて、入ったセルフ店でことごとく冷たいうどんばかり頼んでしまったという経緯がありまして^^;
その後、テレビで「セルフするならここ!」みたいな感じでさか枝が紹介されているのを何度も見まして、次こそはテボ振ったるとひっそりと思っていたのでした(笑)。
今回は先程訪れた上原屋本店でもテボ振りましたし、バッチリです。
そんなこんなで、11年越しの悲願(という程でもないですが)かけうどん。
変わらず、小でも量が多いのが嬉しいです。
以前食べに来た時は細いうどんの印象でしたが、今回のうどんは中太かもしくはやや太い印象でした。
ガツガツと来るコシはなく食感はややふんわりめで、こちらのうどんからも微かで確かな甘みが感じられます。
前回が昔過ぎて印象が薄れているからかもしれませんが、「あれ?さか枝のうどんってここまで凄く美味しかったっけ?」と、思わずうどんを二度見してしまうほどの美味しさでした。
温かいうどんだったこともあるかもしれません。
出汁はイリコが香り、うどんに良く絡みつつも軽くスッキリとして後を引きました。
この日はちょうど平日の出勤前。ほんの少しだけ高松に住む方々の日常に溶け込めたような気がして、嬉しい気持ちになったのでした。
竹清でちくわ天を食べたせいか、そろそろお腹が起きてきました。考えてみればここまでの2日で12玉食べました。次の店をこの旅の最後にしようと決めて、再び自転車を漕ぎ始めます。
たかーくそびえる県庁の裏を回って路地を細かく探索すると、ぽつーんと駐輪場みたいな場所が目の前に。いや駐輪場じゃない。正面に回ると、れっきとしたうどん屋が目の前に。目的地である
「さか枝」に到着しました。
一番最初に行った「味庄」はJR四国御用達の店だそうですが、ここは
県庁御用達の店。オーソドックスなセルフの流れがわかる上にうどんも美味しく、テレビでも度々取り上げられる有名店です。
流石に昼飯時は過ぎたので店内は空いていました。それでも広い店内なので10人位はいますけれども。
カウンターに行くと、何にするか~と聞かれたので冷たいの小と言うと、
冷たいのでどうすんな~とおばちゃん。
ど、どうすんのって言われても、と困っていると、
ぶっかけでええな~とぶっかけダシを入れて渡して来ました。…うーん、慣れない客でごめんなさい^^;
ここの店は定番のネギ、しょうが、天かす、わさびの他にゴマも取り放題です。スプーンですくってザーっといただきます。
小でも結構量が多いです。今までの小平均の1.5倍程の量でしょうか。
今日はここまでで5玉(山越で2玉)食べて来たので辛いかなと思ったら…
あら美味しい。全然気にならずスルスル入ります。この時間帯にも関わらず細めのうどんがピシッとしていて喉越しも良いです。
食べ慣れた東京のセルフ店のぶっかけとダシの味が似ていてるので比較し易かったのですけれども、うーむ。本場のうどんレベルの高さを如実に表すお店でした。
毎日ここでうどんが食べられる方が羨ましいです。