将八(閉店)(渋谷)

東京都渋谷区神南1-16 B1F【Map

無休

10:00~23:00

訪問1回目 - 2003/12/05(2003/12/05更新)

 12月5日、「将八」の支店が渋谷に開店したという事で、早速会社帰りに食べに行って参りました。
 JR渋谷駅のハチ公口を抜けて、目の前の大きな通りを真っ直ぐ。人混みを抜けて、途中の交差点で公園通り二番街へ入り、更に真っ直ぐ。勤労福祉会館の先にお店はあります。

将八 香川県観音寺に本店を持つ讃岐うどんチェーン「将八」。お土産うどんにもかなり力を入れていて、四国出身の前会社の同僚に、ここのうどんを頂いた事もありました。

 この日はお店の前で、店員の兄ちゃんが呼び込みを行っていました。手打ちですー美味しいですー今日開店ですーの声が、周りに響き渡っていました。

 店内は地下にあり、扉を潜るとそこは綺麗に流線を描いたセルフ通路。その先頭では店員が手打ちの実演を行っています。これは見ていて楽しそうですね。うどんを受け取る手順そのものは今までのセルフと一緒。夜はフルサービスも併設し、メニューの種類が増える様です。

 厨房では10人程の店員が働いていました。何人かがちょっとあたふたしていますが、これは開店時の風物詩ですね。他には動いて無い店員が見受けられるのですが、これは…客入りのせいでしょうか。30人以上は入れそうな結構広い店内に、お客は3割程。ちょっと寂しい風景です。それでも、このお店のキャッチフレーズなのでしょうか。「喜んで!」の声が、厨房から元気良く聞こえて来ます。

 メニューは基本的なかけうどんから、鍋焼きまで様々。ぶっかけが無いですね…。かけうどんは99円で、100円を出して支払った場合、1円は募金に寄付して下さいという事で、袋に入れて返されて、レジの横の募金箱に入れてくれる様、誘発するしくみになっています。

 この位の客入りなら良いですが、昼飯時などはレジが停滞して極めて迷惑なシステムなんじゃないでしょうかねこれ。もちろん気持ちはわかるんですけど。

かけうどん小99円
かけうどん小99円

 という訳で、かけうどん小99円。ネギと生姜は店員が入れてくれるシステムの様です。天かすは入れ放題。ネギが乾いていたのが気になりました。

 ダシはイリコを感じる、でも突出していないバランスの取れているもの。北海道産利尻の昆布。鹿児島産枕崎の鰹節。瀬戸内観音寺産伊吹のいりこを使っているそうですが、この辺の素材の違いは良くわかりません。味はといえば、…うーん。普通です。

 うどんは蒸篭に入った茹で置きのもの。あぁ…これは…柔らかい。箸でちょっと力を入れるとブツッと切れてしまいます。残念。

しょうゆ小(冷)280円 お腹が空いていたので、しょうゆ小の冷たいのを追加。ありゃ…これぶっかけですね。ダシが底の方になみなみ注がれています。

 こっちのうどんは結構いけました。「さぬき小町」のうどんより自然なモチモチがあって、伸びもあり、バランスの取れた印象ですね。ただ突出したものはありません。ぶっかけダシも普通でした。

 残念ながら、良い感じのセルフ…という印象を崩せませんでした。渋谷には「はなまるうどん」の東京一号店があり、その圧倒的な知名度の逆風を受けての後発。そこでの特徴の無さはこれからの競争、致命傷になりかねない気がします。まだ初日ですし、もう少し様子見という所ですかね。

将八
将八(閉店)
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