六本木に来ました。ここに来るのは前回の「
さぬき空海」から数えて、都合3度目です。
最初来た時はそれ程良いイメージが無かったのですが、こう立て続けに来ると少し愛着が湧いて来ますね。特に今回の訪問は平日の夜9時過ぎという事もあって、良い感じに人が減っていて良い雰囲気です。
今回向かうお店は
「くろさわ」。プロデュースは黒澤久雄氏、メニュー監修は伝説の蕎麦屋「
翁」の元主人、高橋邦弘氏。蕎麦が弱まる夏場にはうどんにも力を入れていた高橋氏。その高橋氏のうどんを愛弟子が引き継ぎ、開いたお店です。
けやき坂通りを越えて、ゲートタワーの脇を通った先にお店はあります。この辺りはヒルズから少し外れて静かな商店街になっています。
上品で綺麗で和風な店内は30人程入れそうな広さ。先客は5人。時間帯もあるでしょうが、私が入った時はとても静かで良い雰囲気でした。
「Dancyu」2003年11月号の特集では、ここのお店のカレーうどんが紹介されていました。なので今回はそれに挑戦。注文して7~8分でうどんが出て来ました。
うどんは細め。以前「
虎杖」で食べたものと同じ感じです。虎杖より柔らかめですね。持ち上げてブチブチ切れたりはしません。上品ですが何となく全体的にインパクトに欠ける印象です。
ダシは和風カレー。舌にピリピリ来る辛さを持ちつつも、後味に酸味が入っているためかそれ程苦しくありません。酸味はトマトっぽい感じだなーという印象でしたが、後でDancyuで確認したらケチャップとソースとの事。ケチャップとソースというと少し下品な印象ですが実際はそうでもなく、とても上品で複雑な味です。
具の海老はかなり安っぽい。良く見ても普通かなーという感じ。逆にネギは香りが強めで鬼の様に美味しかったでした。
サイドメニューで頼んだおでんの瓢亭玉子。玉子は黄身の味が強く美味しい。ダシも水菜も美味しい。でも半熟具合がイマイチでした。惜しい。
上品で美味しいんだけれどもインパクトが…。という印象でした。肝心のうどんが弱めなのが…ですね。次は冷たいのを試してみる事にしましょうっと。