「
功徳庵」の帰りに、そのままテクテク明治通りを南下して再訪しました。おぉー、前回無かった釜揚げがメニューに増えてますね。かなり嬉しい。牛丼などもメニューに含まれていました。
雨降っていますが、今回は敢えてぶっかけで。相変わらずイリコの香るぶっかけダシ。こ…このダシ、
甘~い!ですねぇ。前来た時はこんなに甘かったかな?レモンを絞ると少し楽になるんですけど。うどんは茹で置きでシャクッと入ってモチモチッと抜けて行きます。相変わらず印象は薄いんですが、ちゃんと作っているのが伝わって来て嬉しいです。
こういううどんが大久保の片隅で味わえるというのも、面白いものです。駅から離れていて、駅前の喧騒から外れているせいか、ふと名前通り製麺所っぽい雰囲気を覚えてしまいます。
香川県善通寺市にある讃岐うどん屋
「こがね製麺所」。その支店が東京の大久保に出来るという書き込みを、以前「
MokaのUdon House」さんの掲示板で見かけました。
そしてその支店が今日開店。取る物も取り敢えず、早速行って参りました。
JR新大久保駅を出て、目の前の大久保通りを東へ。韓国のお店が建ち並ぶ通りを抜け、明治通りとの交差点を北へ。しばらく行くと見えて来ます。駅から結構距離がある上に道が細いので、余計遠く感じてしまいます。
店内は流石に新しいですが、普通のセルフ店と同じ印象です。うどんを受け取ってオプションを取ってレジで会計ですね。
入り口にメニューがあるので見てみると…、う。
釜揚げ類がメニューにありません。茹で置き覚悟って事ですね。ちょっと残念だなぁ。
入ったのは19時30分。開店日にも関わらず、お客さんの姿がほとんど見当たらないのが気になります。2~30人は入れる店内に先客は3人程。これはやっぱ駅からの距離のせいだろうなぁ。
温玉ぶっかけ小を冷で注文。うどんは蒸篭に入った茹で置きのものでした。これはまぁ仕方無いですね。善通寺の本店と同じ器です。何だか「
さぬき小町」のものとも同じみたいですけど。レジで生姜と葱と天かすは取り放題。胡麻はテーブルに置いてあります。
取り敢えず頂いてみましょう…とダシを啜ってみると、おお。強くてしっかりしたイリコの香りが
ほんわわんと広がります。ぶっかけダシでこれだけイリコの香りが強いものってあまり見た事ありません。これは好きかも。思わず温泉卵を忘れて、ズズーズズーとダシだけ啜ってしまいます。
うどんは意外と普通です。縦に噛み切るタイプのモチモチした腰がありました。私が頂いたうどんがどの位の茹で置きかはわからないので、このうどんは人によって評価がバラけるかもしれません。驚く程では無いですが、きちんと讃岐うどんにはなっています。
ダシが好みだったので、かけの小を追加。こちらはぶっかけに比べるとイリコが弱め。上品でバランスの取れたダシになっています。
温かい方のうどんは、うーん…。
さらに普通という感じですね。ブツブツ切れたりはしないのですが、ちょっとフワフワしてました。
かけを頂いた辺りからお客さんは増えて来て、4割方ほど埋まっていました。もう少し経てばまだ増えていたかもしれませんね。
意外にもどちらかと言えば、うどんよりもダシの方に特徴を感じてしまううどんでした。個人的にはこのダシはかなりお気に入りです。釜揚げの類のメニューが無いので、うどんの方は回転率の勝負という所でしょうか。現状の回転率ではまだまだ苦しいと思います。個人的には応援したいお店です。