こちらのホームページに来て下さったお客様から高島平の
「上さ屋」をご紹介されたので、行って来ました。どうも有難う御座います。
先日の「東京Vシュラン:讃岐うどん」で、5位にランクインしたうどん屋です。都営三田線・新高島平駅北口を出て3分程歩いた所にあります。
店内は思ったよりも広く、6人席8人席カウンターなどバリエーションに富んだ席構え(?)。全部で25人程座れそうです。棚には漫画が置いてあったり、テレビもあったり、親しみ易い雰囲気です。訪ねたのは祝日の13時半頃で、店内は7割埋まっていました。
壁には店主、上村正雄氏の前の職場の切り抜きが置かれています。元々は渋谷の「長徳」板長だった、との事。渋谷の「長徳」と言えば私は名前しか聞いた事がありませんが、確か
素うどんが950円、鶏うどんが1,900円するお店だったはずです。2000年に閉店したみたいですね。それに比べるとここ、「上さ屋」の値段は本当にリーズナブルで、嬉しくなってしまいます。
小エビ掻き揚げうどんを注文。今回はランチメニューという事で半ライスと、サービスでサラダが付いて来ました。先客の分があったので25分程待たされたのですが、そのせいか出すの遅れてごめんなさい本当にごめんなさいと、上村さんにこれでもかという程
謝られてしまいました。 …いや私、椅子に座ってからのうどんの待ち時間は気にしないんですけどね。元高級うどん屋の「長徳」板長、という事で職人頑固親父という先入観を勝手に持っていたのですが、実際はものすごく腰の低い人でした。余りのギャップに
惚れてしまいそうです。
そういう訳でうどんですが、ダシは昆布の勝った関西風。香りがしっかり出ていて好きな味。うどんは手打ちの中太。温かいダシにも関わらず、ダシに負けずに充分モチモチしていて良い感じです。
別皿の小エビの掻き揚げは繊細でサクサク、うどんダシとの相性も抜群です。
しかし別皿なだけに、掻き揚げ単体でも食べられる様、単体用のダシか、せめて塩…が欲しかった所です。ここのうどん美味しいんですけどご飯には合わないもので、掻き揚げが単体で食べられないとご飯のおかずが足りないんですよね。そこだけ残念でした。あ、ご飯は美味しかったですよ。
総じて美味しいうどんでした。このうどんなら絶対冷たいのも美味しいでしょう。雰囲気も良いのでまた来たい所です。
お会計時に、またもや上村さんに出すの遅れてどうもすみませんと、謝られてしまいました。いえいえ、どうも美味しかったです。と頭を下げてお店を出て来ました。