仙川
「手打ちうどん 麦ヶ丘」にお邪魔しました。
2023年7月開店。
和食や鎌倉のうどん店を手がけてきた愛知県出身の大将がオープンしたうどんの新店とのことです。
場所は京王線仙川駅から歩いて10分ほど。
色々なところで書かれていますが、非常に狭い車道沿いに建っており、並ぶのも少し勇気が必要です。
実は7月の開店直後に一度お邪魔したのですが、ラストオーダー直前のタイミングで満席だったため振られておりまして。
今回は12時頃に乗り込んでみましたがやはり満席。15分ほど待って席に着くことが出来ました。
綺麗なカフェのような店内でキャパは10席ほど。
大将らしき若い男性と、接客の男性お二人で切り盛りされていました。
お店のこだわりには、小麦粉は埼玉の地粉と九州産のチクゴイズミのブレンド。
出汁には伊吹産いりこ、天然真昆布、さば節、宗田節、2種の鰹節を使用と書かれていました。
メニューはつけうどんと温かいおうどんの二種類。
せいろ650円から。とり天、海老と野菜天、肉汁、鴨汁と並びます。せいろはごま汁への変更も可能(+100円)とのこと。
今回はメニューの先頭にあったとり天せいろを注文。
大将がほとんど一人で作業されていて忙しそうです。16分の茹で時間タイマーをのんびり眺めて出てくるのを待ちました。
出てきたうどんは淡いオレンジ、そして艶めかしい灰色が彩ります。
食感は瑞々しく絹のようで、噛んでいると奥から星のぷつぷつふんわりとした風味が立ち上り美味しいです。
出汁は一瞬蕎麦屋を連想させる、鰹がキリッと前面に出た甘味控え目で切れ味鋭いもの。
これは肉汁にしたら一体どうなるんだろうと妄想が捗ってしまいます。
とり天は大山鶏のもも肉とむね肉だそうで、シンプルに揚げ立ての素材の良さを味わえます。
少し塩を振っていただきましたが、こちらも美味しかったです。
開店仕立てとは思えないほど完成度の高いうどんがいただけました。
お店がそれほど大きくなく席間は狭めで、更にものすごく繁盛されていて、お店の中も外も行列が出来ていることもあり、訪問した時間帯ではやや落ち着けない印象を受けたのは残念でした。
夜だともう少しお客さんも落ち着いているのでしょうか…。
いつか時間を見つけて立ち寄ってみたいです。