とある日、ふとホームページで見かけた、桜海老の天ぷらうどん。これ、静岡県ではかなりメジャーな食べ物なのだとか。私も食べたいなーと、実はここ最近こっそり静岡県への旅行を企んでいました。
しかし、この桜海老天を出す静岡では有名な立ち食い蕎麦うどん屋さん
「スマル亭」の支店が東京にあると、先日おがさんに教えて頂いて初めて知りました。とりあえず静岡まで行く手間が省けた~と、取るものも取り合えず直行してみました。
お店は茅場町駅の真上、東京証券会館の真裏にひっそり建っていました。うわー。本当にスマル亭だ。店内は椅子もある立ち食い形式でキャパは10席程。おばちゃんが一人でお仕事されていました。14時前入店で先客2人。
メニューは名物の桜海老、しらすを使ったものが豊富です。張り紙には「厳選された材料を使っているので普通の立ち食いよりは値段が高めです」と書かれていますが、ざるうどんは280円、かけうどんは300円と、無茶苦茶な程は高くありません。
名物の天ぷらうどんは桜海老天うどん、しらす天うどん共に400円。それぞれの天ぷらが1枚ずつ乗っているものは600円です。
今回は天ぷらうどん(桜海老天、しらす天)600円を注文。1分程待ってくださいねーとおばちゃんに言われて、のんびり席で待っている内にうどんが出て来ました。
うどんは四角く中太。1分程と聞いてなんとなく予想はしていたのですが、冷凍でした。噛むと小麦粉の弾力の上からゴムの様な弾力が感じられます。でも正直失礼ながら、ブヨブヨのうどんが出て来てもおかしくないと思っていたので、嬉しい誤算でした。立ち食いでこれが味わえるなら文句ないです。
ダシは黒くて飲むと甘いです。ダシ単体ではそれ程ベタベタしないです。
そしてメインのしらす天と桜海老天なのですが…。うまーいです。ピンク色の桜海老天は海老の香ばしい香りがぷんぷん。白のしらす天はしらすの甘さがわかり、二種類の天ぷらの良さがはっきりと味わえます。この天ぷらは温かい方が美味しいでしょうね。ダシに溶けてシミシミになったコロモがオツな美味しさでした。
立ち食いとしては間違いなくレベルの高いお店だと思います。ここでしか味わえない桜海老天、しらす天も美味しいですし、B級グルメ好きにはたまらないですね。個人的には「
ねぎどん」「
南天」と並んでお薦めの立ち食いです。